2021年から施行されるのか?
目次
まえがき
本日(2017年1月現在)の時点では、男女が結婚できる年齢は、男が18歳以上、女性が16歳以上であることは皆様もよくご存知かと思うが、これらの年齢をともに18歳にしましょうという動きがここにきて現実味を帯び始めた。
そもそも筆者は年齢制限が男女でズレがあることに昔から違和感を覚えていた人間だったので、今回のこの報道を耳にして「ついにかっ!?」というような感想でした。
さて、まずは結婚年齢がこのようになる動きとなったきっかけについて見ていくことにする。
結婚年齢を男女ともに18歳以上にする方向になったきっかけは?
そもそも、今回このような動きになったのは一体何が関係しているのか?
そこを語るうえで関係ある事柄は、今回の結婚年齢を含め以下の3点。
・結婚年齢
・成人年齢
・選挙権年齢
上記3点の流れはというと、
①選挙権年齢→②成人年齢→③結婚年齢
結果を先に述べますと、選挙権年齢が18歳に引き下がったから、結果として結婚年齢の下限も引き下がったということである。
一体これがどういうことなのかを以下で簡単かつ具体的に説明していくことにする。
結婚年齢の下限が男女ともに18歳以上になるまでの流れ
選挙権年齢→成人年齢
今現在(2017年1月の時点)では、成人年齢は20歳というのは周知の事実だろう。しかし昨年、この成人年齢を20歳→18歳に引き下げる方向へと動いた。これを後押ししたのは、昨年6月から選挙権年齢が従来の20歳→18歳になったことであることは間違いないだろう。ここで気になるのは選挙権年齢が18歳に引き下げられた件だが、この理由としては18歳の若者に選挙権を与えることで若い人たちにも選挙へ参加してほしいという思いがあったことが主な理由であろう。選挙について少しでも興味を持ち、政治に関心を持ってほしいという政府の願いがそこに込められているように筆者は感じている。
選挙権年齢が18歳に引き下げられてから早1年。その後すぐに成人年齢の引き下げについての見直し作業は加速していった。
我々も子供のころからよく聞かされたものである言葉としては、
”大人になったら選挙に行かなければならない”
この言葉、皆さんも子供のころ1度は聞かされたのではないだろうか?
つまり「選挙=大人」の図式がどこか大人の頭の中にあったに違いない。
しかしここでその選挙権が18歳に引き下げられたことから、ついに成人年齢の引き下げへ動いたということか・・・
簡単にここまでの流れを言えば、
選挙は大人がするもの→選挙は18歳になってから→18歳は大人
というようなことである。
続いて成人年齢→結婚年齢への流れを見ていくことにする。
成人年齢→結婚年齢
成人年齢を20歳→18歳に引き下げる民法法改正にこの結婚年齢が組み込まれる可能性が出てきた。(確定ではなく、あくまで可能性の話だが)
今までは、結婚できる年齢の下限は男性が18歳以上、女性が16歳以上であり、これが当たり前という世の中だった。
しかしここでその年齢制限が変わるのはなぜか?
成人年齢が20歳→18歳になると、以下の様になる。
男性:18歳以上(つまり成人、大人になってから)
女性:16歳以上(つまり未成年、大人にならずとも)
というような、関係だろう。
どういうことかというと、男性は大人にならないと結婚できないが、女性は大人にならずとも結婚できるということだ。成人年齢の引き下げによりこの様な事態が発生してしまうのである。(男女の平等性に欠ける)
それを防ぐために男女それぞれの結婚年齢を18歳以上に統一し、最終的には未成年での結婚をなくすことにしたのである。
男女の結婚年齢についての筆者の感想
筆者としては、今回のこの報道内容については、賛成の方向でいきたいと考えております。冒頭でも述べましたが、結婚年齢の下限が違うことに多少なりとも違和感をずっと覚えておりましたし、違うことによるメリットをまったく感じることが出来ずにいたからです。
100%平等な世界はないでしょうが(むしろ望んでおりません)、せめて年齢については、男も女も関係ない平等な世界であってほしいとわたくしは思っております。
2021年、つまり約2年後には施行されるであろうこの一件。今後の動きに期待したいです。
皆様は、今回の報道をどのように感じられましたか?
P.S.
今回の記事の内容は、実際にあった報道を元に筆者が調べて記事にしたものです。記事の内容に多少の誤りがある場合はご了承ください。